No.140(7/2)−[ トラブルメーカー ]
お店を20年もやっておりますと、いろいろなトラブルが起きます。特に、雑居ビルの中での営業ですから、他のお店に迷惑をかけることがあります。先週はみやこんじょ、みやこんじょUのダブルでトラブルメーカーとなりました。

今、東京は梅雨時期とはいえ、九州のように豪雨をまだ経験することなく、猛暑が続きます。まさしく、梅雨の合間の夏です。こんな時、熱風をビルの外に吐き出しながらクーラーの大活躍です。みやこんじょも例外ではなく、お客さんに涼しさを提供しています。ところが、地下1階にある、みやこんじょの更に下にあるライブハウスから水漏れの苦情が来ました。フィルターの埃が下に落ちて、排水溝を詰まらせて水が溢れ落ちたようです。以前もそのお店に対して、厨房の排水溝の水漏れを起こした事があります。クーラーのフィルター掃除をしっかりやるという念書を出して,ひとまずケリがつきました。ライブ客で溢れる中、店長にお詫びに行った時の会話の中でニコッとしてもらってホッ。でも、もう後がないでしょう。

そして、昨夜のHOTなトラブルは、みやこんじょUです。こちらは地下1階で下はありません。こちらは、床下に厨房やトイレ掃除した時の水が溜まっています。幸いな事に最下階なので他店には迷惑はかけないものの、ここ5,6年で改装しないと床が腐りだしてしまいます。こちらの問題は、「水」ではなく「音」です。もともと、ライブが出来るように防音の設備工事がしてあります。今のスタッフで音楽をやっている者が多いので、昨夜イベントをやったのです。しかし、それでもドラムなどの振動が激しく、ビルの管理会社を介しての苦情が地上1階の焼き鳥屋さんからありました。ここでの解決策は、同じフロアにある2店と上の焼き鳥屋さんが閉店した後だったらOKということになります。今だと、日曜の夜中しかないのでライブはピンチです。

商売をやっている以上、「お互いさま」という言葉があります。一般の人間関係の中にもあることでしょうが、『私の方もいつなんどき、あなたに同じような迷惑をかけるかもしれないから、今度から気をつけてくださいね』と許すことです。しかし、何度もはいけません。

「下も上」も気をつけなければいけませんが、今、「横」も気になるところです。待ちのお客さんが前の店の入り口を塞いだり、廊下で溜まって通行の邪魔になるとかの、直接の苦情はないものの、事が大きくなる前にしっかり対策を練りなさいという暗示を、先週、受けたのかもしれません。
 
No.141(7/9)−[ 役者とミュージシャン ]
ここ2週間のうちに中野と中目黒での芝居にそれぞれ行ってきました。蒸し暑い中、慣れない電車に乗り込み、まずは中野へ。暑さで疲れ切っているのか、なんだか得たいの知れない、目の焦点が定まっていないような雰囲気の人がチラホラ。中野駅を降りて、ちょっと歩いただけで閑静な住宅地に入り込みました。こりゃ便利で、雰囲気もいいわいと思っている所に、その劇場はありました。そこで、現実を離れ、しばし夢空間を彷徨いました。

そして、5月に初めて行った中目黒。こんなに早くも再度の中目黒駅に降りたつとは思いませんでした。しかも、初めての時はスムーズに渋谷駅の乗り換えができたのに、今回は迷って、階段を下りたり上ったり10分のロスのおまけつきです。見知らぬ商店街をあっち見、こっち見しながら劇場に着いた時は、すでに芝居は始まっていました。映画にしろ、芝居にしろ上映・上演後の入場はいただけません。反省。

どちらの芝居も、元バイト、現バイト出演のものでした。現バイトの出演に関しては、上演にあたって、練習で4ヶ月拘束されて、たったの10000円のギャラらしいのです。好きでやっているとはいえ、厳しい現実です。このように、本業で食えない若者が、みやこんじょのような居酒屋でバイトするケースが多いのです。前回のWEEKLYみやこんじょの「トラブルメーカー」は、そのミュージシャン編が演じたところのものです。

以前、テレビドラマの助監督をしていた人がよく来てくれていました。その人の夢はいずれ、自分で番組を演出することでした。その当時、うちに役者志望のバイトがいまして、その助監督の口利きで月9(ゲック・月曜日夜9時・フジTVのドラマ)に台詞無しのレギュラー出演を掴みました。そして、その助監督は、のちに月9の演出を果たしました。一方、役者志望だったバイト君の今は・・・???

週末になると、みやこんじょIIの入り口にドラムセットが置かれています。カウンターを覗くと1人の若者が焼酎ロックを飲んでいます。路上ライヴの帰り、ある時は、出陣の1杯です。近頃、店のトイレの中に、7・8月の彼の「建物の中」でのライヴスケジュールが貼ってありました。ジャズという音楽での彼の挑戦は、猛暑の中続きます。

青山劇場という、ちょっとは売れた商業演劇でないと採算がとれそうにないオシャレな劇場があります。何ヶ月も前から、ここでまもなく始まる公演に向けて、練習を積んでいる若者も知っています。主演ということで特訓を受けていて、途中で駄目な時は降板もありうるということでした。

彼も、彼女も夢に向かって、暑い夏を駆け抜けます。
 
No.142(7/16)−[ 水すら漏れないエアコン ]
何という暑さでしょう。外で仕事をされる方は大量の汗とともに疲れもたまることでしょう。そんな仕事を終え、どこか一杯やりに行くか!ということで、数ある社交場の中からみやこんじょが選ばれたりするわけです。ところが、店内を覗いてみると、みんなパタパタやっている・・・。パタパタ、パタパタ。確かにビールをおいしそうに飲んでいるけれども、額には汗が、首にはタオル・ハンカチ、そして、手にはパタパタのもとになるウチワが。お客さんが店に入ろうものなら、熱気が容赦なく外から歩いてきたばかりの火照った体に追い討ちをかけるという始末。以上が、みやこんじょの金・土の営業状況です。

いかがですか? こんなみやこんじょで一杯! 嫌ですよねぇ。文字を読み、想像するだけでも汗が出そうです。みやこんじょのエアコンはビルの管理下にあって、午後2時頃からしかスイッチが入りません。金曜日のその日もその筈でした。近頃、金曜日の午前中からお客さんの写真を送るための宛名書きをしているボクは、上半身ハダカで、大ジョッキに氷をいっっっぱい入れた水を飲みながらの作業です。もうよかろうと、2時、3時とスイッチを入れても、うんともすんとも言いません。ビル側の話によると、ある店がエアコンの管を切断した為に、今、スイッチを入れると水が溢れてくるので、もうしばらく待ってくれとの事でした。そりゃぁ、ウチだって迷惑かけたりしますからお互い様ですよと答えたものの、いざOKが出てもエアコンが作動しません。何のこたぁない、ウチのエアコンも故障していて、先程の理由で発見が遅れたというものです。

多くの人の手と目と気を経て結局、エアコン本体に問題があるらしく、メーカーに来てもらうしかないようです。しかし、この時期は猛烈に忙しくて、今もっていつみてもらえるか返事が来ません。昨日は、猛暑の中、火を扱う厨房スタッフに限界が見え始めたこともあり、みやこんじょは休みにして、予約のお客さんはみやこんじょIIに移動して頂きました。そして、今日・・・。予約のお客さんはみやこんじょIIに移って頂いて、飛び込みのお客さんがココでもいいと言ったら細々と営業しようかな?とも考えています。でも、今(15:04)、窓の外は今日一番のカンカン照りです。

このWEEKLYみやこんじょを読まれている方で、今日、予約されている方がいらっしゃいます。心配いりません、みやこんじょIIをおさえてあります。平日は、椅子が泣いているみやこんじょIIのフル活動の日がやってきました。こんなに世間が騒いでいる程の猛暑の中でのできごとだけに、日頃何気に使っているエアコンの大切さ、みやこんじょIIの重みを感じることができました。

みやこんじょ、潰すにゃ不景気要らぬ、エアコン10日も止まりゃ逝く。
 
No.143(7/23)−[ あしたの生椎茸 ]
先程、浜松町で行われた都城市企画の食材商談会に行ってまいりました。焼酎もちょっと飲んできましたので、これまたちょっといい気持ちです。以前は、ビール、ビール、ビールでしたが、今では、チョク、焼酎でもいける南九州の体となりました。それでなのでしょうか、そのビール不足を、ここ何年もビアガーデンに行ったこともないのに、今年は、是非、行きたいという念が強いのです。食材商談会が行われた浜松町のビルにあるレストランでは、男性1100円で2時間ビール飲み放題のポスターが、ボクに微笑みかけていました。

このような場に参加して、いろんな新しいものが「みやこんじょ」のメニューに書き加えられていくのですが、今日の収穫は生椎茸です。前にも都城から生椎茸を仕入れていたのですが、数ヶ月前に生産者の廃業によりメニューから消えていました。人気メニューだっただけに、毎日(いや、ごめんなさい、時々)考えていただけにラッキーでした。しかも、今回の生産者の方は、毎日のように築地の市場に空輸されているとのことなので、それに乗っかってその日の朝のうちに採れたものが「みやこんじょ」で味わえます。

さぁ、商談も終わり、「宮崎牛と&はまゆうポークで作ったハンバーグ」と「黒霧島」と「みやこのじょうヒノヒカリ」という米5キロを土産に新宿「みやこんじょ」へ。行きは山手線、帰りは都営大江戸戦で大歩き・・・・・汗、汗、汗。こんな時は、クーラーのギンギン効いた「みやこんじょへ」!・・・ところが、ところがエアコンぶっ壊れたままで、只今、暖房中。先週の日曜日に続き、本日、臨時休業決定です。7月13日(金)≪やっぱ、日が悪かった≫にエアコンの調子が悪くなってから、たった2日だけの休業は経営的に助かりました。今日のお客さまは、『みやこんじょII』へピストン輸送です。

どうにかやってこられたのは、ウチワをかき集め、大小合わせて11台の扇風機をドンキホーテで買い、きまぐれで動き出すエアコンに気を使ったこと、それ以上に、暑さと戦って頂いたお客様の我慢のお陰です。しかし、厨房スタッフの健康状態を考えると、今日は休業し、明日予定のエアコン管工事に委ねます。生椎茸が空輸される明日にはそれを、口にされるお客様の姿が「みやこんじょ」にありますように。
 
No.144(7/30)−[ 今、白熊を前にして ]
突き抜けるほどの青い空。今朝の宮崎はホントに南国宮崎のイメージそのままで帰郷したボクを迎えてくれました。ん、でもちょっと考えもので、東京がどんより曇っていれば、この宮崎のイメージそのものは、来た!宮崎に来た!と言えるのですが、なにしろ東京も真夏。変わりばえせんのです。暑いといえどもカラッとしてる?いや、そうでもないです。人、人、人がいないだけまだましでしょうか。

先週はエアコン故障でみやこんじょが大変でしたが、直ったと思ったら今度はみやこんじょIIの厨房のエアコンが故障してしまい、取換えなければならなくなりました。客席のエアコンは動いているのでお客さんには影響がないものの困ったものです。只今、業者に手配中です。

そういう問題を抱えながらも帰郷しました。
空港から都城に帰る途中で手打ちのかけうどん(200円・十分な味です)を食べ、近くの町営にしては十分過ぎる施設の50メートルプールで800メートル泳ぎ、親戚廻りをし、墓参りも済ませて、今、喫茶店にかけ込みました。ここで「WEEKLYみやこんじょ」を書き上げ、事務所にFAX(またFAXを送れる所を探すのに手間取った)し、そこで待機している女の子が皆さんへ配信することになります。喫茶店から直接送信しないところが中途半端でボクらしいというか・・・。

KEYを叩く指には久し振りにペンが握られ、あれやこれや考えている時に、子連れの若夫婦が入ってきました。東京で美容師をやっていた2人は、在京中、みやこんじょのお客さんで、今では店舗兼住居を地元に構えて頑張っています。間もなく彼の携帯にも「WEEKLYみやこんじょ」が届きます。白熊を食べている間に届くと面白いのですが。

週末には東京のみやこんじょに戻ります。タダでも起きないヒロソコは、きっと何かを掴んで東京に「帰ります」。
 
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